
「派遣で大手企業に行けたら、素敵な正社員さんと出会えるかも…?」
仕事も大事だけれど、いつかは結婚もしたい。そう考えて、出会いのありそうな職場を選びたくなるのは自然な気持ちです。出会いを求めて派遣会社に登録する女性は、実際にいます。
通称「花嫁派遣」と呼ばれる働き方です。この記事では、派遣の働き方が出会いと相性のよい理由、大手企業の派遣先で働くための現実、花嫁派遣の目的が派遣会社に伝わるのか、出会いを求めて働くときの注意点を、元派遣営業の本音も交えて紹介します。



花嫁派遣では派遣のデメリットが出会いのメリットになる
一般的に派遣の「デメリット」と言われていることも、花嫁派遣として出会いを想定する女性からすると都合のよい面があります。派遣の働き方のうち、出会いと相性がよい特徴を3つ紹介します。
有期契約で職場を変えやすい
派遣は、期間を区切って契約を結ぶ有期契約の働き方です。一般的には初回の契約が1~3ヶ月、更新後は3~6ヶ月ごとに契約を更新していきます。
素敵な人がいる職場なら更新を重ねて長く働けますし、出会いがなさそうな職場なら契約満了のタイミングで次の職場へ移ることもできます。転職は体力を使いますが、派遣なら自分主導で環境を変えられるのが強みです。
仕事に慣れれば定時で帰りやすい
派遣社員の業務の範囲は、派遣契約で決まっているのが原則です。事務の仕事は経験を積めば手際よくこなせるようになり、残業の少ない職場なら定時で帰りやすくなります。
仕事に慣れて気持ちに余裕が生まれると、職場の人と話す時間も増えます。平日の夜に予定を入れやすいのも、出会いを探す女性にとってはうれしいポイントです。
社外の人として声をかけやすい
派遣先の社員にとって、派遣社員は「いつかは職場を離れるかもしれない人」です。同じ会社の正社員同士だと、うまくいかなかったときの人間関係を考えて慎重になる男性もいます。
一方、派遣社員には社内の人間関係のしがらみがありません。男性社員から見ると、同じ会社の正社員よりも気軽に声をかけやすい存在なのです。
花嫁派遣で大手企業の派遣先を狙うときの現実
花嫁派遣で人気なのは、IT企業や総合商社など、大手企業の派遣先です。大手企業には、仕事が忙しくて出会いの機会が少ない男性社員も多いと言われます。社内恋愛に慎重な男性社員でも、社外の立場の派遣社員には声をかけやすいという本音もあるようです。
一方で、大手企業の派遣先には応募が集まるため、誰でも入れるわけではありません。花嫁派遣で大手企業を狙うときの現実を押さえておきましょう。
大手企業の派遣先は派遣会社の社内選考で決まる
派遣の仕事は、派遣会社が登録者の中から条件に合う人を選ぶ「社内選考」を通って決まります。人気の大手企業の案件には応募が集まるため、大手の派遣会社でも社内選考は難関です。
「大手企業は顔で選ぶ」という噂を耳にすることがありますが、派遣先は派遣社員を選ぶために事前に面接するなどの行為をしないよう努めなければなりません。派遣先に事前面接などを控えるよう求めているのは、労働者派遣法第26条第6項の努力義務です。社内選考で派遣会社は、スキルと経験、勤務開始日などの条件が合うかどうかを見ています。
それでも、土俵に上がっているのは同じ派遣社員です。新卒や中途の採用で大手企業の正社員になるには、学歴や経歴、語学力などが問われます。派遣の社内選考のハードルは、正社員の採用と比べれば「かなり」低いといえます。
社内選考で見られるスキルと経験
大手企業の事務の案件では、WordやExcelの操作、タイピングの速さ、事務の実務経験がよく見られます。外資系企業や商社の案件では、英語を使った経験が求められることもあります。
登録時のスキルチェックの結果は、社内選考の判断材料のひとつです。人気の大手企業の案件は定期的に募集されることが多いため、スキルチェックのスコアを上げてから再挑戦するのも立派な作戦です。
未経験やブランクがあるときの現実
派遣には、以前から「35歳定年説」という言葉があります。人気の大手企業やIT企業の案件ほど応募が集まり、経験の浅い人が社内選考で不利になりやすいのは事実です。
とはいえ、人手不足が続く今、仕事がまったく見つからないということは考えにくいでしょう。事務の経験が少ない人は、まず中堅規模の会社で経験を積み、スキルを磨いてから大手企業に挑戦する方法もあります。自信をもってチャレンジしてみましょう。
花嫁派遣の目的は派遣会社に何となく伝わる
出会いを期待して派遣登録していることは、派遣会社にバレるのでしょうか。コーディネーターには何となく伝わります。それでも、花嫁派遣の目的が伝わったからといって、仕事の紹介に不利になるわけではありません。
コーディネーターには雰囲気で伝わる
派遣会社のコーディネーターや営業担当は、毎日たくさんの派遣社員と面談しています。「大手企業がいい」「若い社員の多い職場がいい」といった希望を重ねて聞いていれば、出会いを期待していることは雰囲気で感じ取れてしまいます。
とはいえ、コーディネーターが「あなたは花嫁派遣が目的ですよね?」などと尋ねることはありません。派遣会社にとって大切なのは、あなたが派遣先で安定して働いてくれるかどうかです。
仕事ぶりがよければ紹介は続く
派遣会社が仕事を紹介するかどうかは、スキルと経験、派遣先での評価で決まります。働く動機が出会いであっても、スキルがあり、派遣先で真面目に働いている人に仕事を紹介しない理由はありません。

花嫁派遣で出会いを求めるときの注意点
花嫁派遣を成功させている人は、出会いと仕事のバランスが上手です。出会いを求めて派遣で働くときに、押さえておきたい注意点を3つ紹介します。
仕事での信頼が出会いの土台
派遣先の男性社員が最初に見ているのは、あなたの仕事ぶりです。頼んだ仕事を丁寧に仕上げてくれる、気持ちよく挨拶してくれる。そうした日々の積み重ねが、職場での好印象につながります。
反対に、仕事よりも出会いを優先しているように見えると、派遣先の評価が下がって契約が更新されないこともあります。出会いのチャンスを広げるためにも、まずは仕事で信頼を得ましょう。
相手の立場と職場のルールを確かめる
大手企業には、既婚の男性社員もたくさんいます。職場での親しさを好意と勘違いしないよう、相手の立場は落ち着いて確かめるようにしてください。
また、派遣先には社外秘の情報や、SNSへの投稿に関するルールがあります。交際が始まっても、職場のルールは守るようにしましょう。
契約更新は恋愛と切り離して決める
気になる人がいるからと、合わない仕事の契約を無理に更新し続けると、働くこと自体がつらくなってしまいます。契約を更新するかどうかは、仕事内容や働きやすさで判断するのがおすすめです。
派遣社員の職場恋愛の実態や、気をつけたいことは次の記事で詳しく紹介しています。
花嫁派遣まとめ
花嫁派遣は、派遣の働き方を上手に使って出会いのチャンスを広げる選択肢です。有期契約で職場を変えやすいこと、定時で帰りやすいこと、社外の立場で声をかけられやすいことは、出会いを求める女性にとって心強い味方になります。
大手企業の派遣先を狙うなら、社内選考を通るスキルと経験を磨くことが第一歩です。派遣会社のコーディネーターに目的が何となく伝わっても、仕事ぶりがよければ紹介は続きます。
仕事で信頼される派遣社員になることが、結局は素敵な出会いへの近道です。キャリアも恋愛も、あなたらしく欲張ってくださいね。
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