

一生派遣でも独身なら生きていける?
結婚をするかしなかという問題は、ライフプランにおいて最も重要な問題です。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集」によると、50歳の時点で一度も結婚していない女性の割合(50歳時未婚割合)は、2000年の5.8%から2010年には10.6%、2020年には17.8%と、年々増加傾向にあります。
こうした社会的背景から、「独身女性」として生きていく計画も立てる必要が出てきますね。
所帯を持たずに1人で生きていくということは、収入面について旦那に稼いできてもらうのではなく、自分自身で稼がなければいけないことを意味します。
もちろん派遣社員でも生きていくことは可能ですが、派遣期間満了後の待期期間のことも考えると、安定した収入を得ることができる正社員の方に軍配が上がると言わざるを得ません。
将来が不安なら派遣より正社員がよい
また、独身のまま人生を終えるということは、社会人として収入を得られなくなった後のことも考えなければいけません。
正社員になってしまえば、社会保険や健康保険には無条件で加入することとなるため、老後の生活についてもある程度心配はありませんが、派遣社員だとそうはいきません。
派遣社員の場合は、一定の条件を満たさなければ社会保険には加入できません。週20時間以上働き、2か月を超えて雇用される見込みがあれば、派遣社員も原則として社会保険に加入します(学生などを除く)。2026年10月からは月収8.8万円以上という要件もなくなりました。
人材派遣健康保険組合(「はけんけんぽ」)は2019年4月に解散し、加入していた人は協会けんぽに移りました。リクルートスタッフィングの派遣社員も、現在(2026年時点)は協会けんぽに加入します。
▲人材派遣健康保険組合の健康保険証(スタッフサービス、当時)(従来の健康保険証。現在はマイナ保険証か資格確認書で受診します)
▲リクルート健康保険組合の健康保険証(リクルートスタッフィング、当時)(従来の健康保険証。現在はマイナ保険証か資格確認書で受診します)
年金については、待機期間が1か月を超えるなどして厚生年金の資格を失った場合は、自分で国民年金へ加入し直す必要があります(同じ派遣会社で、1か月以内に次の1か月以上の雇用契約が確実に見込まれる場合は、資格が続く扱いになることがあります)。年金がもらえなくなるかもしれないと言われている状況ではありますが、払わなければ100%もらえないのが確定となり、それなりに貯金をしておかなければ生活していけません。
無期雇用派遣より正社員は優れてる?
派遣社員としての仕事内容に惚れ込んでいて、これからも派遣社員として働き続けたいという方については、派遣会社と無期雇用契約を結ぶ「無期雇用派遣社員」になることをおすすめします。
無期雇用派遣社員になれば、派遣先での仕事が終わっても派遣会社との雇用が続くため、派遣先が変わるたびに収入が途切れる心配は小さくなります。月給制を採用している派遣会社もあります。
ただし、無期雇用になっただけで、給与や福利厚生が正社員と同じ待遇になるとは限りません。待遇は派遣会社ごとに違うため、募集の内容を見比べて選びましょう。
無期雇用派遣社員として派遣された企業に気に入られれば、派遣先へ正社員として登用される場合もあります。
無期雇用派遣を含め、派遣から正社員を目指す方法は4つあります。それぞれの違いと、今の派遣先で正社員を目指す手順は次の記事で解説しています。
一生派遣でも独身なら生きていけるかまとめ
独身であれば、一生派遣であっても生きていくことは可能です。
しかし一生派遣では急に大金が必要になった時や、仕事が見つからなくなった時に一気にピンチになります。
また、派遣会社に無期で雇用される「無期雇用派遣」も各派遣会社が選考・試験を設けているため、実態は転職活動そのものです。
派遣で積んだ実務経験を生かせば、派遣から正社員を目指す道も開けます。
「今まで派遣社員としてしか働いたことないから」と殻にこもるのではなく、正社員に転職することも選択肢に入れてみましょう。
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